計画分野
道路整備に関わる調査・計画および効果分析
モータリゼーションの進捗に伴い、私たちの日常生活において道路は必要不可欠な社会資本整備と位置付けられています。また、道路には、人や車の移動のための通行空間であると同時に、上下水道・電線・ガス等の収容空間としての機能、火災時の延焼防止や洪水時の代替水路などの防災空間としての機能など多様な機能があります。一方で、都市部を中心とした深刻な交通渋滞や尊い命を奪う凄惨な交通事故など、社会的にも深刻な問題を抱えています。 当社では、道路の有する様々な機能や役割を効率的・効果的に活かすことを念頭に置き、道路整備計画の立案・道路整備効果の分析・交通需要マネジメントの検討・道路交通に関わる各種調査などに取り組んでいます。
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トゥーティエム地区基本設計
所在地 ベトナム国 概要 ホーチミン市の新都市開発地区の整備に係る地盤対策、道路・橋梁、ライフライン、景観設計 -
ベレン市の都市交通業務
所在地 ブラジル国 概要 交通幹線バスシステム事業における温室効果ガス排出削減効果に係る調査 -
ボゴタ市高速道路・バスレーン網建設計画
所在地 コロンビア共和国 概要 都市交通マスタープランの策定として内環状高速道路建設及び幹線バス道路建設プロジェクトを提案 -
エコシティー対応の道路整備計画
所在地 - 概要 雨水浸透施設を導入した道路整備計画の策定 -
道路整備効果(プローブカーデータ)
所在地 - 概要 プローブカーデータ等を用いたきめ細やかな整備効果の把握
道路および交差点に関わる計画・設計
道路は、最も基礎的な社会資本であり、限られた予算のなかで効率的な道路整備が必要とされます。そのような中、道路交通特性や周辺の生活環境の変化および多様化する国民のニーズなどに応じて、常にさまざまな整備が行われています。当社では、道路概略・予備・詳細設計をはじめとして、事故対策、渋滞対策としての平面交差点改良、IC改良、実現可能な施工計画など、道路計画・設計に関わる総合的な検討に取り組んでいます。さらに、地域の方々に道路事業への関心をより深めて頂くための手法としてVR(三次元CGシミュレーション)を用いたプレゼンテーションやPIなどを利用した道路計画・設計にも積極的に取り組んでいます。
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ラウンドアバウトの研究・計画・設計
所在地 - 概要 ラウンドアバウトは安全・低コスト・環境にやさしい(エコ)・効率的な円形の平面交差部の制御方式(信号のいらない交差点)です。 -
PIによる道路整備の合意形成
所在地 - 概要 PI手法を用いて市民意見を把握・反映し、道路計画のスムーズな合意形成支援 -
交通シミュレーションによる効果の検証
所在地 - 概要 渋滞対策効果の検証ツールとして、動的な交通シミュレーションを有効に活用 -
VRによる道路構造の視覚化
所在地 - 概要 3次元CGのVRによる道路構造の視覚的検証
道路政策に関わる調査・計画・評価・広報
道路は、人や物の移動空間として社会生活を支える最も身近な公共財です。現在の日本では、社会の成熟化とともに少子高齢化が進み、生活様式の多様化や交通ニーズに対する変化などから、自動車の通行はもとより、自転車や歩行者の視点からも円滑、安全な空間の運用が必要とされています。国土交通省等の行政機関は、社会環境とともに変化する様々なニーズに対して、道路が利用者にとってより良い空間として活用されることを目的とした道路政策の「見える化」を進めています。 当社では、道路政策の「見える化」に対するサポートを行っており、多様な施策の計画・立案(Plan)、施策の実行(Do)、道路利用者のニーズや意識に対する調査と確認(Check)、施策へのフィードバックと更なる向上のための新たな施策の提案(Action)、という道路政策のPDCAサイクルを円滑に進めるため、これら全ての取り組みに対して積極的かつ幅広く取り組んでいます。
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道路行政マネジメントの支援
所在地 - 概要 成果を重視した評価システムを核とする新たな道路行政運営の支援 -
国民への事業概要広報
所在地 - 概要 事業を国民へ分り易く、関心や理解を深めるための効果的な広報
交通安全対策に関わる調査・計画・設計
交通事故は自動車社会の発展に伴い生じた負の遺産であり、安全で安心できる社会資本整備を行っていく上で、交通事故の削減は喫緊の課題とされています。 当社では、自動車・自転車・歩行者など多様な道路利用者の安全性向上を図ることを念頭に置き、科学的な視点による交通事故データや道路交通環境の調査・解析、及び、交差点改良やバリアフリー歩道整備による効果的で効率的な交通安全対策の立案・設計などに取り組んでいます。
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車両挙動解析(交通安全対策)
所在地 - 概要 車両挙動解析による的確な交通安全対策の立案・評価の支援 -
交通事故分析システム
所在地 - 概要 GISを活用したシステムによる事故分析や対策立案の支援 -
交通安全対策の立案
所在地 - 概要 事故発生要因の分析に基づく交通安全対策の立案
都市・地域計画に関わる調査・計画・設計
少子高齢化、過疎の進展などにより、中心市街地や地域の衰退が各地で課題になっています。 これらの課題解決に向け、都市や地域の特性を踏まえた適切な対策が求められています。 弊社では、都市の再生や地域活性化に向け、各種の調査・企画、都市施設の計画・設計等を行っています。
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まちづくり交付金を活用した事業
所在地 - 概要 街路の景観整備とポケットパークの整備 -
効果的な観光情報発信による地域活性化
所在地 - 概要 過疎地域等における地域活性化のためには、都市部との交流促進、観光振興が有効な手段となります -
レンタサイクルやサイクルイベントによる自転車観光振興
所在地 - 概要 サイクルイベントの企画等、自転車による観光振興をサポートします -
駅前広場の再編や駅周辺の観光サイン計画による中心市街地の活性化
所在地 - 概要 駅及び周辺の利便性向上や活性化をサポートします
地域公共交通に係る調査・計画・運用の支援
昭和40年代以降のモータリゼーションは、我が国の高度経済成長を支えてきましたが、成熟社会を迎えた現在、環境問題や交通事故等の社会問題への対応が課題となっています。 また、公共交通の衰退や市街地の郊外化が、移動手段をもたない高齢者等の、いわゆる買い物難民という問題も生じています。2030年には3人に1人がお年寄りとなることが予想されている我が国では、この問題は、今後一層顕在化するものと思われます。 このような背景から、全国の様々な地域で、自動車依存社会から脱却し、公共交通等との適切に分担する交通のベストミックスとともに、高齢者の通院や買い物等の日常生活における移動手段を確保維持が一層強く求められています。 このような社会的要請に応えるべく、株式会社長大では、これまでの道路交通やまちづくりに関するノウハウを活かし、地域の実態や住民ニーズ等を踏まえた公共交通の計画策定や事業実施に係る調査検討、コミュニティバスやデマンド交通等の実証運行支援、国の機関への補助金申請や運行許可申請の支援、協議会等の運営や事業者との協議・調整の支援を行っています。また、公共交通を活用した買い物弱者対策により、買い物難民といわれる高齢者等の日常生活の移動手段の確保や外出機会創出、地域活性化に資する取り組みも行っています。
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デマンド交通の導入支援
所在地 - 概要 全国各地でデマンド交通の導入支援を行っています -
買い物支援事業
所在地 - 概要 公共交通をツールとしたまちづくり・地域づくりの支援も行っています
自転車に係る調査・計画支援及びコミュニティサイクル事業
環境問題や健康増進、あるいは大規模震災時の移動手段としての観点から、近年脚光を浴び、利用者が増えている自転車。一方、自転車の走行空間の整備状況、ルールやマナーの周知が不十分なことなどから、自転車による交通事故が問題となっています。警察庁や国土交通省では、道路交通法の改正等を行い、適正な自転車利用促進のために積極的に取り組んでいるところです。 株式会社長大では、適正な自転車利用環境を整備するための計画策定支援や各種調査の実施を行う他、地域活性化や観光振興にも期待されるコミュニティサイクルについても、自社開発の無人自転車管理システム「C3-system」の提供及び運営を行っています。
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住民参加型の走りやすさマップの作成と自転車ネットワーク計画
所在地 - 概要 自転車利用者視点の計画を策定 -
自社開発の自転車管理システム「C3-system」
所在地 - 概要 携帯電話やスマートフォンで登録、貸出返却できる無人自転車管理システム
道路付属施設に関わる調査・計画・設計・施工管理
道路は、安全性・快適性・走行性などが求められるインフラストラクチャーであることから、道路の付属施設においても様々な検討が求められます。道路付属施設としては、立体横断施設や防護柵,照明などの交通安全施設および標識や路面標示などの交通管理施設、雪や落石等に対する防護施設,共同溝や自動車駐車場などが対象となります。当社では、これらに関わる調査・点検を実施し、現状把握を主目的としたデータベース化を図るとともに、今後の計画・設計・施工管理に有効となるシステム化に取り組んでいます。また、防災及び景観対策としての電線類の地中化、安全及び景観対策としての防護柵の見直し、事故対策としての路面標示などについても積極的に取り組んでいます。
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電線類の地中化
所在地 - 概要 電線共同溝の配置計画から施工管理までの広範囲な取り組み -
道路案内標識の体系化検討・改修検討
所在地 - 概要 標識の問題点・課題を整理し維持管理における改善検討まで、幅広い対策検討に取り組んでいます
道路管理の高度化、防災計画に関わる調査・計画・設計
国土交通省では、集中豪雨や台風、大規模地震などの災害発生時の道路ネットワーク全体の危機管理体制づくりとして、ハード、ソフト対策両面での対策を進めています。 当社では、東日本大震災等における課題を踏まえ、情報収集・提供のあり方ならびに情報収集機器の配置方針の検討や、道路管理者ならびに自治体等の災害対策に関連する各機関の情報共有を図る仕組み関する調査・システム設計等、減災に向けた道路管理・道路情報管理の高度化に関して様々な業務に携わっております。 さらに、上記のような災害時の情報共有・情報提供に関する業務に加え、道の駅の防災拠点化に関する調査・検討・設備設計等においてさまざまな支援を行っています。 その他、日常の道路管理の高度化では画像処理技術を用いた監視の効率化、スマートフォンを用いた道路巡回の効率化・高度化や、冬期道路管理(除雪や道路気象の把握 等)に関する検討を支援しています。
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老朽橋梁の長寿命化対策
所在地 - 概要 60年以上供用されている橋梁の長寿命化対策を実施しました。 -
道路維持管理へのアセットマネジメント導入
所在地 - 概要 アセットマネジメントの考え方で道路維持管理計画を策定しました -
アセット検討業務
所在地 - 概要 管理施設の損傷と投資費用の関係に関する将来シミュレーション及び投資分析 -
防災情報共有システム
所在地 - 概要 広域防災情報ネットワークによる災害に強い地域づくりの支援 -
道の駅の防災拠点化
所在地 - 概要 道の駅を災害時に有効活用するための情報収集・提供システム等の検討 -
冬期道路管理の高度化・効率化
所在地 - 概要 プローブデータで得られる走行・挙動履歴を基に、路面状態・視程状況等の状態把握に関する研究 -
道路管理の高度化・効率化
所在地 - 概要 道路パトロール支援システムの検討・設計
上下水道施設等に関わる調査・計画・設計
当社は、上下水道事業を私たちの快適な生活のための環境づくりと考えて、自然環境や災害対策も考慮した総合的な取り組みを行っています。上下水道の整備計画、ポンプ場・処理場及び管渠の基本計画から実施設計、揚排水機場の計画・設計とともに、老朽化が問題となる既存施設の調査及び再構築の提案など幅広く上下水道に関わる業務を実施しています。
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下水道幹線(シールド工法)
所在地 - 概要 災害時の対応を考慮した幹線管渠への取組み
河川・港湾・ダム等の治水・利水・環境に関わる調査・解析・計画
河川事業は、災害から国民の生命と財産を守る根幹的な事業であると同時に、水の高度利用、生活環境としての河川の環境保護など多様な事業が行われています。当社では、GIS等の技術を活用した想定氾濫計算をはじめとして、良好な環境を保持するための多自然型河川整備、環境護岸設計などを実施しています。
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水没するコウモリ生息地の保全対策
所在地 - 概要 コウモリ類に対する保全対策として、より利用性の高いバットボックスの提案 -
河川水辺の国勢調査(ダム湖版)
所在地 - 概要 河川水辺の国勢調査(魚介類相)の現地調査 -
特定外来種コクチバスの調査と駆除
所在地 - 概要 ダム湖で生息が確認されたコクチバスの繁殖状況を確認するとともに、駆除を実施した。 -
港湾施設の情報更新・DB化、利活用策の提案
所在地 - 概要 港湾施設の情報更新を行い、台帳を再整理し、DB化した。また、利用率の低い港湾施設について利活用策を提案 -
多目的ダムの施設活用検討
所在地 - 概要 ダムの利活用を推進し、地元自治体などと共に地域活性化を実現する施策を検討