長大の事業コンサルティングして終わるのではなく、コンサルティングから始める
量子コンピュータ
最適化配電網作成に関する特許取得(特許第6736787号)
当社は創業当初からインフラ領域へのICT活用に取り組んできました。近年では、先端的ICTである量子コンピュータに着目し、既存事業への適用や新事業への展開に取り組んでいます。
その一環として、量子コンピュータを活用した最適化配電網作成に関する特許取得しました(特許第6736787号)。配電網をコントロールする開閉器のオンオフの組合せは非常に膨大であり、最適な組合せを算出するのはスーパーコンピュータでも多大な時間を要する課題となっています。本特許は、この開閉器の制御について量子コンピュータ（アニーリング方式）が得意とする組み合わせ最適化問題として扱えるよう、配電網の電力消費量（配電ロス）を表すモデル式（イジングモデル）を構築しました。再生可能エネルギーの導入拡大により複雑化が進む電源構成へ対応を図り、配電ロスの最小化による効率的な電力マネジメント、更にはCO2排出量の削減に寄与すべくなど、本特許の社会実装に向けて取り組んでいます。
