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猛禽類(サシバ)の保全対策

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概要

施工現場から200mの位置に営巣する猛禽類への保全対策(コンディショニング)

サシバは西日本の代表的な猛禽類であり、近年、生息分布が急激に縮小しているとして、2006年12月に改訂されたレッドリストでは絶滅危惧II類としてとりあげられており、開発事業にあたっての保全措置の必要性が高まっている種とされています。
「猛禽類保護の進め方」(改訂版)では、サシバの行動圏は狭く、巣から500m程度の範囲にほぼ行動圏が収まるとされており、営巣地近傍での開発は繁殖中断などの甚大な影響を及ぼすことが懸念されます。
そのため、当社では、猛禽類の保全対策として、事業に応じた適切な手法を提案しています。
 
事例  道路事業の建設工事に伴うコンディショニングの実施
 
コンディショニングとは、徐々に建設工事の時間や日数を増やしながら、猛禽類の工事への慣れを促進し、工事の進捗と猛禽類の保全の両立を図る保全対策です。
道路事業のトンネル施工にて、サシバ営巣地への工事騒音の影響が想定されたことから、コンディショニングによる対策を検討しました。
コンディショニングを実施した結果、工事を進めながらもサシバの幼鳥が無事巣立ちを迎え、本対策が有効であることが確認しました。
 
 
懸念された工事影響
 
トンネル施工では、当初、発破掘削の予定
→ いきなり発破を使用した場合、繁殖中断となることが懸念
 
コンディショニング
 
■管理目標値の設定 ⇒施工前の騒音レベルを測定し、
                影響が生じない騒音レベルを設定
■施工計画の設定   ⇒騒音影響が生じないように、
                下記の施工計画を立案
               ⇒徐々に掘削時間と日数を増やしながら施工
  ・建設機械による掘削(発破が使用できる距離まで掘削)
  ・発破薬量の制限(薬量を少なくして、騒音発生を低減)
  ・騒音影響が無い地点まで掘削した後に、通常の発破掘削を実施

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