お知らせ
宮崎大学創立330記念交流会館が竣工
2014年12月22日
宮崎大学は平成26年に歴史的節目を迎え、4学部の創立周年をトータルした330(サンサンマル)を冠した「宮崎大学創立330記念事業」を実施しています。
本施設はこの事業の記念施設として「学生の教育と生活支援及び交流の場」の提供を目的として木花キャンパスの中心に計画されました。県産木材を用いる木造建築です。
当社はプロポーザルで設計者に特定され、平成25年8月から12月まで設計業務を、平成26年4月から9月まで監理業務を担当しました。
創立330記念交流会館は、学生食堂や図書館のあるキャンパスの中心(アカデミックコア)に位置します。
芝生広場とつながる半戸外のスペース(オープンテラス)を囲んでコンベンションホール、学生支援事務室、売店の3機能を配置しました。
学生の集い・憩いの場となるオープンテラスの大屋根は平行弦トラスを架け、シンプルで軽快なデザインとすることを意図しました。
講演・セミナー・展示等に使う300席のコンベンションホールでは、小屋組みのトラスは上弦材・下弦材は105角のスギ製材、斜材はCLT(Cross Laminated Timber)を使いました。スギ製材を細かい間隔で入れた上弦材は母屋を兼ね、下弦材は天井ルーバーを兼ねます。CLTには音響の拡散板の機能も期待しています。
木造平屋の建物で使用した木材は280㎥以上、そのほとんどが生産量日本一の宮崎県産スギ材です。本施設では宮崎市森林加速化・林業再生事業の補助を活用しました。
去る11月には竣工式典が催され、宮崎県選出議員、宮崎県知事、宮崎市長、商工会議所会頭など総勢300名を超える出席者がありました。我社も設計企業として大学長から感謝状を頂きました。
【施設概要】
外観
案内・配置図
平面図
大学長、同窓会代表等によるテープカット