すべての人が豊かで輝く未来を目指して
サステナビリティへの取り組み
社会や環境に対する国際的な関心の高まりの中で、サステナビリティへの取り組みが注目されています。ここで言うサステナビリティとは、「社会の持続可能性に配慮した経営」のことです。
現在、建設コンサルタント業界では、近年顕在化する自然災害リスクに備える国土強靭化への推進をはじめ、自然環境の保全、急速に進む少子高齢化に有効的な地方創生への対応、持続可能な新エネルギーの導入など、さまざまな役割が期待されています。また、こうした外部環境への対応とともに、働き方改革、ダイバーシティ、女性の活躍推進など自らにおいてもいち早く企業として範を示すことで、社会全体への一層の浸透を促すことになります。
長大では、これら環境(Environment)、社会(Social)、そしてガバナンス(Governance)のいわゆる「ESG」の視点で、持続可能な社会の実現を目指していきます。
環境(Environment)への取り組み
騒音や大気汚染、ごみや汚水問題といった身近な問題から、地球温暖化、希少動物の絶滅危惧といった地球規模の課題まで、環境問題は多岐にわたっています。
長大はこれらの問題に向き合い、国内外で多くの環境配慮型のインフラ整備に関わってきました。人々の生活への配慮はもちろん、自然界で生息・生育する動植物への影響の軽減にも取り組んできました。また、地域の勉強会や啓蒙活動なども、自然環境に配慮した事業推進の一環として行っています。さらに、持続可能な社会を次世代に残すべく、小水力や風力、バイオマスといった再生可能エネルギーの開発にも尽力しています。
道路工事や鉄道建設における環境影響調査
長大が行う各種事業に伴う自然環境への影響度合いを調査、分析、評価。影響が予測される生物については保全措置を行い、影響の回避・低減を図っています。また、工事中等の騒音、大気汚染を自動計測し、基準値を超える場合に警告を発するシステムを開発し、使用されています。
地域の子どもたちとの自然環境保全活動
事業の周辺地域の緑化や貴重な生態系を後世に残すことなどを目的に、地元の小・中学校や高校、工事業者と協働で勉強会や植樹会などの自然環境保全活動を実践しています。
複合発酵技術を用いた中水道循環型バイオトイレの導入
複合発酵技術を用いた中水道循環型バイオトイレの導入により、限りある水資源を有効活用し、サステナブルな社会の実現に貢献します。
社会(Social)への取り組み
国内の人口減少が加速する中で、いかに人材を雇用し、職場環境を整え、一人ひとりが能力を最大限に発揮できるようにしていくか。それは、単に一企業の成長・発展につながるだけではなく、結果的に多様な人材に活躍の場を提供することで、そうした人材が社会の課題解決に道を開いていくことになります。
社員一人ひとりが技術の研鑽に励み、かつ豊かな生活を享受しつつ、人が夢を持って安心して暮らせる生活環境づくりに貢献する。そのために長大は、社員の属性の違いや働く条件の違いを受け入れるダイバーシティやワークライフバランス、女性の活躍推進など、より働きやすい環境の整備や制度改革を実施。男女差や年齢差にとらわれず、新しい時代に沿った働き方ができる企業、社会を実現していきます。
コーポレートガバナンス(Governance)への取り組み
長大では、顧客、従業員、取引先など、すべてのステークホルダーの利益を守り、意思決定の透明性や公正性を図るため、コーポレートガバナンス体制の強化に努めています。効率的な経営・執行体制を確立するとともに、取締役に対する実効性の高い監督体制を構築するため、社外取締役を複数選任する方針としています。選任に際しては、女性の登用についても積極的に考慮しています。
また、企業の社会的責任を果たすため、コーポレートガバナンスの徹底を目的として内部統制方針を策定。内部統制の推進および適正な内部統制報告を行うための内部統制委員会を設置し、継続的な取り組みを進めています。