お知らせ
地域住民の方たちと外来種ウチダザリガニの捕獲駆除をしました~北海道士別市の在来種を守る~
北海道外来種捕獲駆除社会貢献活動2025年08月04日
当社は、外来種ウチダザリガニの捕獲駆除を7月20日(日)~22日(火)の三日間、士別市立博物館と協働し、北海道士別市のつくも水郷公園で行いました。21日(月)には地域住民の方々に、カゴ罠やタモ網でウチダザリガニの捕獲作業を体験していただきました。





当社社員と地域住民が外来種の捕獲駆除を行いました。
暖かい時期はザリガニの活動が活発になり、罠で捕まえやすいことから、毎年この時期に捕獲駆除を実施しています。ウチダザリガニが成体になるには2-3年かかるため、継続的に捕獲駆除を行う必要があります。
今回の捕獲駆除には、当社札幌支社の社会創生事業本部環境事業部の社員6名が参加。カゴ罠やタモ網を用いて218個体のウチダザリガニを捕獲駆除しました。
また、21日には士別市立博物館と共催して、地域の自然に興味関心をもってもらい、外来種問題や環境保全への理解を深めることを目的としたイベントを開催。今年は21名の参加者にウチダザリガニの生態を説明し、カゴ罠やタモ網によるウチダザリガニの捕獲作業を体験していただきました。
事後アンケートでは、「ザリガニがいるのを知らなかったので、大量にいることに驚いた」「ザリガニのみならず他の水生生物の事も教えてくださったので、更に詳しく知りたいと思った」「子どもの頃にいたエビがとても少なかったので、ザリガニの影響によるものなのかと思った」といった感想が寄せられました。
ウチダザリガニは、北海道をはじめとした日本国内の河川や湖沼に生息している北米原産の外来種です。在来種である魚類や昆虫、ニホンザリガニを捕食したり、水生植物を切断したりすることから、2006年には輸入・売買・放流を禁じる特定外来生物に指定されています。
魚類等の水生在来種を捕食し、沈水植物を切断するおそれがあるため、このような外来種が在来種に及ぼす影響を最小限に抑えることを目的に、当社は2022年から士別市で捕獲駆除、調査を定期的に行っています。
当社は、今後も外来種駆除や環境教育等を継続的に実施し、在来生態系の環境保全活動を通して地域社会に貢献してまいります。

地域の子供たちにも環境保全の大切さを学んでもらいました。

在来種に悪影響を及ぼすウチダザリガニは、堆肥化して有効活用します。

イベントパンフレット