長大の事業コンサルティングして終わるのではなく、コンサルティングから始める
ラウンドアバウト(環状交差点)
安全・効率・低コスト・環境にやさしい(エコ)な円形の平面交差部の制御方式(信号のいらない交差点)
当社では、全国に広まっているラウンドアバウトについて、実証実験・マニュアル作成等から参画し、多数の計画・設計・運用の実績があります。
■ラウンドアバウトの特徴
ラウンドアバウトとは、円形の平面交差部のうち、車が通行する環道において、環道を通行する車に優先権があり、時計回り(右回り)に通行し、進入する車は信号機や一時停止などにより中断されない構造の平面交差部の制御方式です。道路交通法では、環状交差点と位置づけられています。
整備効果としては、
①交差点部の安全性向上:出会い頭事故防止や速度抑制効果
②交差点の円滑性、効率性向上:遅れ時間や旅行時間の削減効果、多枝(5枝等)交差点への適用が可能
③維持管理コストの削減、環境負荷に効果
④信号機が不要、自立的に機能し災害に強い
⑤街のゲートウエイ、観光のシンボルとしての活用 などがあります。
■ラウンドアバウトの実績
当社では、まず第1番目のラウンドアバウトとして研究・設計に参加した長野県飯田市ラウンドアバウト(吾妻町ラウンドアバウト、東和町ラウンドアバウト)がグッドデザイン賞(2018)を受賞しました。
飯田市以外に国土交通省国土技術政策総合研究所から研究業務を4年連続受注(平成26年度は局長賞受賞)、土木研究所寒地土木研究所からの研究業務、静岡県発注の環境・景観に配慮した富士宮市白糸の滝ラウンドアバウト(白糸の滝は富士山世界文化遺産構成資産)、山梨県富士川町、静岡県焼津市・島田市、愛知県名古屋市等多数のラウンドアバウトの研究、設計、社会実験(試行運用)を行っています。
■当社での事業展開
当社では、(1)信号・無信号交差点の調査現状分析・対策検討、事故分析等からの候補地の選定(2)ラウンドアバウトの導入評価(交通シミュレーションや簡易ドライビングシミュレーション、バーチャル・リアリティーの作成等)や計画・設計(標識、路面標示、交通安全施設等を含む)(3)周知・住民説明会(PI)の開催、社会実験(試行運用)へのサポート/学識者への講演依頼等を実施し、日本の適所でラウンドアバウトが導入できるよう調査・計画・設計・運用に至る一連の事業を展開しています。