長大の事業コンサルティングして終わるのではなく、コンサルティングから始める
フィリピンにおける風力発電事業
ミンダナオ島で初めての風力発電事業でプロジェクトマネジメント
フィリピン国ミンダナオ島の北東部に位置するカラガ地域での風力発電事業を対象に、2016年から2度に亘る経済産業省の支援を受けて、可能性調査や設備調査、SPCの契約交渉支援を行いながら開発を進めています。全体で150MWを予定しており、そのうちフェーズ1の33MWを先行着手しています。台風や地震等、日本と似通った条件のフィリピンでは、日本企業が持つノウハウを多く生かすことができます。
当社は20%の出資参画を行い、事業に参画しています。また、上記の経済産業省調査の代表としてとりまとめを担い、全体のプロジェクトマネジメントを実施しています。CO2削減効果は年間約35,000トン-CO2を予定しています。
フィリピンでは、これまでのところ、わずか8件の風力発電事業が稼働しているのみで、まだまだ風力の活用が進んでいません。対象地ミンダナオ島では、この事業が初めての風力発電事業です。島全体的に風力に適した用地は少ない中で、海と湖に挟まれた対象地では、1年以上の風況観測の結果、平均で約7.0m/sの安定した風向を観測しています。
電力不足のフィリピンでは、それほど多くの風力発電事業が行われていませんが、どの事業も地域の観光名所として親しまれています。この事業の対象地は、海と湖に挟まれた山地で、将来的には観光エリアとしても集客力を持てるような地域開発を構想しています。
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